2016.12.13 UP DATE

【NEWS】YUKIMU CLASSIC LP COLLECTION 12/22より正式に発売開始!

  株式会社ユキムは、英国の世界的なクラシックレーベルであるEMI (英コロンビア / HMV 時代を含む)について、ワーナー・ミュージック社と、日本におけるアナログ・レコードの独占販売権を取得した。ワーナー・ミュージック全面協力のもとアビーロード・スタジオに保管されている膨大なクラシック・ライブラリーから「特に演奏の優れている」「マスターテープの状態の良い」「希少価値の高い」アルバムをユキムが厳選し、新たにマスタリングを行い限定発売していく。

 

 10月1日より、全国のオーディオ販売店にて第1弾の先行予約を開始しており、正式な発売は12月22日にスタートする。

 


 

YUKIMU CLASSIC LP COLLECTION

 

各¥6,000/税別
(YKMLP-0001のみ45回転 2枚組 ¥9,000/税別 )
各タイトル300枚限定生産
YKMLP-SET1/YKMLP-SET2のみ2016年10月1日より販売店にて先行予約!

 

第1回 (2016年12月22日発売)  《セット型番: YKMLP-SET1 ¥39,000/税別(6タイトル7枚組)》

 

以下解説:ピエール・ボダック氏(Pierre Bolduc)

 

 

○型番:YKMLP-0001 (SAX2560) 45回転2枚組
カルロ・マリオ・ジュリーニ指揮 / フィルハーモニア管弦楽団
ロッシーニ [序曲集]

■Location: Kingsway Hall, London ■Date: April 1964/ December 1962 (William Tell, Semiramide)
■Recording equipment: British Tape Recorder, 2 track, 1/4”tape

 

ある日ジュリーニは私に言いました「ロッシーニ序曲のコンサートを行った夜に、トスカニーニが素晴らい演奏だった!と電話をくれたんだ」。トスカニーニが感動したジュリーニの演奏は、オープンでバランスが取れており輝かしい。私の知る限りベストなロッシーニの演奏です。そして今回マスターを聴いた時、そのあまりの素晴らしさに驚愕しました。各楽器のプレゼンス、またそれを取り巻く空間、ダイナミズム、驚くべき楽器の色彩。45回転でその素晴らしさを楽しんでください。

 

 

 

○型番:YKMLP-0002 (SAX2441)
オット-・クレンペラー指揮 / フィルハーモニア管弦楽団、シュワルツコップ(ソプラノ)
マーラー [交響曲第4番]

■Location: Kingsway Hall, London ■Date: April 1961
■Recording equipment: British Tape Recorder III, 2 track, 1/4”tape

 

歴史的名演と名高いこの演奏。今回発売されるリマスター版を聴けば、皆さんは驚くに違いないと思います。ディティール、ダイナミックな解像感はDECCAのSXL盤に匹敵します。child’s vision of Heavenを描写する第4楽章の頃には、そんな事も忘れてシュワルツコップの洗練された楽譜へのアプローチと、全ての言葉に光をあてる魅惑的なフレージングに酔いしれているでしょう。これは数少ない優秀なレコーディングだけが可能とする聴く者をファンタジーへと誘う魅惑のアルバムなのです。

 

 

 

○型番:YKMLP-0003 (SAX2889)
アンドレ・プレヴィン指揮 / ロンドン交響楽団
ラフマニノフ [交響曲第2番]

■Location: Abbey Road Studio 1, London ■Date: 1973
■Recording equipment: Studer A 80, 2 track, 1/4”tape

 

ロンドン・シンフォニーの力量とアンドレ・プレヴィンの適正な解釈が見事に合致した素晴らしい演奏です。優秀録音でもある事から2楽章と4楽章のダイナミックな演奏がハイエンド・オーディオでの再生などでは特に好まれるかもしれません。しかし、この演奏の白眉はかの有名なクラリネットのソロと美しい弦楽器で奏でられるメロディが印象的な3楽章だと思います。妻や親しい人と、部屋を暗くして聴くに値するエモーショナルな演奏なのです。

 

 

 

○型番:YKMLP-0004 (SAX2421)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 / フィルハーモニア管弦楽団
オペラのバレエ音楽集 [歌劇『イーゴリ公』より だったん人の踊り 他]

■Location: Kingsway Hall, London ■Date: September 1960
■Recording equipment: British Tape Recorder III, 2 track, 1/4”tape

 

本ディスクは1960年のフィルハーモニア・プロムナードコンサートと同じ週にレコーディングされました。後々にカラヤンの十八番と言われる曲ばかりが収められており、アイーダの演奏はDECCAのコンプリート・エディション同様速いテンポかつ官能的であり魅惑的。タンホイザーの金管楽器の壮大な演奏も素晴らしい。そして何より、ダッタン人の躍動感溢れる演奏は50代の勢いあるカラヤンの象徴のような快演です。レコード・プロデューサーだったウォルター・レッグの力量が遺憾なく発揮された素晴らしいアルバム。

 

 

 

○型番:YKMLP-0005 (ASD2331)
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ) ダニエル・バレンボイム指揮 / イギリス室内管弦楽団
ハイドン[チェロ協奏曲ハ長調]ボッケリーニ[チェロ協奏曲変ロ長調]

■Location: Kingsway Hall, London ■Date: April and December 1967■Recording equipment: British Tape Recorder, 2 track, 1/4”tape

 

バレンボイムとの結婚後、すぐに録音したジャクリーヌ・デュ・プレの名盤。伴奏を務めたイギリス室内管弦楽団も素晴らしいテクニックを披露し、豊かな響きが深みと重みをも与えているにも関わらず、気配りの利いたバレンボイムによってデュプレの演奏を埋没させる事がないのは見事。生き生きとした演奏で、当時としては新しいフレージングとテンポ感にもかかわらず見事に名演として結実しているのは、二人の愛と信頼のなせる業。録音も非常に緻密でバランスが取れておりリスナーは音楽のみに没頭する事ができます。

 

 

 

○型番:YKMLP-0006 (ASD255)
アウトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ) グラチス指揮 / フィルハーモニア管弦楽団
ラヴェル [ピアノ協奏曲]、ラフマニノフ[ピアノ協奏曲第4番]

■Location: Abbey Road Studio 1, London ■Date: March 1957
■Recording equipment: British Tape Recorder III, 2 track, 1/4”tape

 

完璧主義者ミケランジェリ。この録音は私にとって、ミケランジェリの中でも後のドビュッシーと双璧をなす最高傑作である。2曲ともこれまでに録音されたどの演奏よりも素晴らしい解釈がなされている。ラフマニノフの完璧なテクニックとバランス感覚すぐれた演奏も素晴らしいが、特にラヴェルの2楽章は聴くものを現実から乖離した「ハーモニック・ワールド」へと誘う。当時のマスター録音の優秀さに感謝したい。20世紀後半において最も素晴らしいレコードである事に疑いの余地はない。

 

※第2回は2017年春頃発売予定

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