2017.2.7 UP DATE

【TOPICS】ヤマハが学校の音楽教育向けにデジタル教材を発表

 ヤマハ(株)は、おもに小中学校をはじめとする学校の音楽教育現場に向けたICTを活用した音楽教育ソリューション「Smart Education System」(スマート・エデュケーション・システム)の提供を開始する。

 

 学校教育の現場では、電子黒板やパソコン、タブレット端末などのハードを中心にデジタル環境の整備が進められている。政府は、2020年までに子ども一人につき1台の端末を整備することや、ICTを活用して指導できる教員の割合を100%にすることなどを目指している。

 

 こうした現況を背景に、ヤマハはデジタル教材のニーズも高まると予測して、2014年からICT音楽教育ソリューション「Smart Education System」の構築に取り組んでいる。これまでに、15校で実証授業を続け、教育現場で有効に活用できるデジタル教材のノウハウを蓄積。

 

 その成果の第一弾として、Windowsパソコン/タブレット端末用の3つのデジタル音楽教材「ボーカロイド教育版」、「ギター授業」、「箏授業」を発表した。

 


●「ボーカロイド教育版」

 

 

 

 直感的な操作で歌づくりができる音楽ソフト。ヤマハが開発した歌声合成ソフト「VOCALOID」(ボーカロイド)を、学校の音楽授業を想定して最適化したWindowsパソコン・タブレット端末用ソフトウェアだ。

 

 「授業モデルパック」が付属しており、指導者は学習目標や授業展開などをイメージしたうえで、板書資料や児童・生徒用のワークシート、伴奏音源などを利用して、すぐに授業を行なえる。

 

 現行の「学習指導要領」にある「創作」の授業に適した内容で、子どもたちは楽譜が読めなくても、試行錯誤しながら楽しく歌づくり。完成した楽曲は音声ファイル(WAV形式)で出力できる。

 

 2020年に小学校で必修化される予定の「プログラミング教育」の観点からも注目を集め、ヤマハは文科省の有識者会議に参画している。ボーカロイドは、歌詞をつくり、それに合わせてメロディをつくり、和音や曲構成をブラッシュアップしていくというプロセスで作業する。この過程が、創造性と論理性を育むことができるという理由だ。

 

▼報道発表会でのデモ動画
 

 

<価格>
・シングルライセンス:20,000円(税抜)
・校内無制限ライセンス:オープン価格

 

<発売日>
2017年2月7日

 

<製品ページ>
http://ses.yamaha.com/products/vocaloid_edu/

 

 


●「ギター授業」「箏授業」


 

 

 

 「器楽」の授業に適したWindowsパソコン・タブレット端末用のデジタル教材。専門家による丁寧な解説や模範演奏の動画で、基礎的な知識が学べ、楽曲練習まで順にサポートする。演奏動画はアングルの切り替えやテンポの変更などができる。

 

 楽器経験のない指導者でも安心して授業を進められるように、「授業モデルパック」が付属。楽曲をベースにどのように授業を進めるか、教える際の留意点などを細かく記載するほか、児童・生徒用のワークシートや板書資料なども含まれている。

 

 いずれの教材も、細かい単位で学習できる構成。「ギター授業」には「カントリーロード」、「情熱の花」、「スカボローフェア」の3曲4種類、「箏授業」には「さくらさくら」(初級/上級)、「六段の調」(冒頭)の3つを収録している。

 

▼報道発表会でのデモ動画
 

 

<価格>
・シングルライセンス(指導者用/一斉授業に):7,500円(税抜) ※DVD付き書籍
・校内無制限ライセンス(生徒用/ペア・個別学習に):15,000円(税抜)/年 ※ストリーミング形式

※購入には、(株)内田洋行の教育コンテンツ配信サイト「EduMall」(エデュモール)の利用契約が必要

 

<発売日>
2017年3月上旬予定

 

<製品ページ>
「ギター授業」
http://ses.yamaha.com/products/digital_guitar/

「箏授業」
http://ses.yamaha.com/products/digital_koto/

 


<問い合わせ先>
ヤマハ(株)
Tel.03-5488-5074
http://ses.yamaha.com/

 

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